【七草祝い】鹿児島の「1月7日」は特別で個性的な1日だった件【鬼火焚き】

みなさま明けましておめでとうございます。

1月5日より伊佐市地域おこし協力隊として着任いたしました、サヲトメです。

オフィスに出勤すること自体が久しぶりだったので、ちゃんと起きられるのか・何か粗相してしまわないかと不安でなかなか眠れなかったミセスチキンハートな私でしたが、無事に出勤し協力隊としての活動を始めています。

まだ活動らしい活動はできていないのですが、まずは沢山の方にお会いする機会を作っていきたいと思います!

鹿児島の1月7日は「七草祝い」の日!?

1月7日といえば七草粥をたべて無病息災を祈る日ですが、鹿児島県では「七草祝い」という独自の風習を行う日でもあるのです。

「七草祝い」は薩摩藩の時代より継承されている儀式。

数え年で7歳になる子供(男女)が晴れ着を身に着け、神社にお参りをして無病息災の祈祷を受けるのだそうです。なんだか七五三と似ていますね。

祈祷後には親せきや近所を7軒まわり、七草粥をいただいてお祝いする「七所雑炊」が行われるのですが、近年では親戚同士の食事会等を開くなどの形も取り入れられているそうです。

この日訪れた神社でみかけた晴れ着姿の女の子に目を細めていたのですが、後に入ったサウナ内のTVで七草祝いだったことを知り驚きました。(サウナで知るあたりが私らしいな)

鹿児島の1月7日は「鬼火焚き火」の日!?

もう一つ、1月7日に行われる特別な行事があります。

それがこの「鬼火焚き」(おにびたき)とよばれるもの。

お正月の伝統行事である鬼火焚き。

師走になると田んぼに「やぐら」が組まれ、お正月の間に悪霊を吸い取ってくれたお正月飾りを燃やし、無病息災・家内安全・五穀豊穣を願うのだそうです。

この日は満月。

月明りとやぐらの炎、舞い上がる火の粉が幻想的にあたりを照らし、神々しささえ感じる美しい鬼火焚きにすっかり魅了されてしまいました。

この鬼火焚きは、鹿児島県内の至る所で開催されています。自治体やコミュニティにより開催日は1月7日ではないこともありますが、人が集まる年末年始に実施される大切なイベントなんですね。

有事に備え消防車もスタンバイ
やぐらを守る人と、月明りに照らされた山の稜線に心が揺さぶられる

1月7日という1日をとってみても、2つも鹿児島県特有の行事があるなんて驚きですよね。

こんな美しい行事があったなんて。鹿児島に移住しなければ、きっと見ることの無かった景色。味わうことの無かった感動。

私の知らない鹿児島のこと、もっと知りたい・体験していきたいなと感じた1月7日でした。

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